第52回社会保険労務士試験合格発表
今日11月6日、第52回社会保険労務士試験の合格発表がありました。
新型コロナウイルス感染症の影響で試験の開催自体が危ぶまれていたのですが、49,250人の申込者中34,845人が受験されました。
とはいえ、受験率は70.8%と昨年の77.5%に比べると約7%、3,400人ほども減少したのは仕方のないところです。
今年は会場の都合で埼玉会場は埼玉県社会保険労務士会による実施ができませんでした。
埼玉では試験センターにより、特別の配慮が必要な受験者のために小規模で行われたみたいで、205人の受験者だったことを試験センターのサイトで知りました。
ここ数年は主任監督官として運営側にいたので、試験のあった8月23日は仕事をしながら埼玉会場はどうなったのかなあと思いをはせていたのを思い出しました。
合格者数は2,237人。
合格率は6.4%
ともに昨年を下回りました。
悪夢といわれた平成27年の第47回試験で記録した合格率2.6%はともかくとして、ここ近年は6%台で推移しており、100人受験して94人落ちるとは難しい試験になったものです。
残念だったのは、択一式に1問、労災法に問題誤りがあったこと。
救済として全員正答とする措置が取られていましたが、正答の判定ができない問題となっていたようで、これに気を取られて時間を無駄にしたり、気持ちの安定を欠いた受験生がいたとしたら、気の毒なことと思います。
これで今年も一区切りがつきました。
合格した方には心からおめでとうと、残念ながら検討むなしく不合格となった方は心機一転気分を切り替えて第53回試験に向かっていって欲しいと願います。