田中労務経営事務所  業務日誌

埼玉で社会保険労務士をやっています。日々の業務にまつわるあれこれを綴っていきます。

1月4日は全国的に仕事始め ⇐ そこへ緊急事態宣言か?

 

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仕事は2日から始めてましたが、今日4日は地元所沢の労基署、ハローワーク年金事務所を回ってきました。

 

ハローワークは午前午後とも失業認定をやっていて、給付課は超満員

相変わらず部屋をはみ出して廊下・階段の方まで求職者の方たちが詰めかけてごった返していました。

 

残念ながら労基署長、職安所長ともにご出張で会えず。

年金事務所長さんは打ち合わせのところわざわざ出てきてくださったので2、3分ご挨拶できました。

非常事態宣言が発出された場合の対応を話し合われていたそうです。

 

確かに年金相談・手続きを行うお客様相談室は予約が目いっぱい入っていて、「対面対応」で行っている部署を抱えている以上ご心労はいかがなものかと思います。

特に所沢年金事務所は感染者を職員の中から出た前例があるので、いろいろ検討しないとならないのでしょう。

 

今日のニュースの動きを見ると、1月7日に発出されるのはほぼ確定のようです。

ただ、4月・5月のときに比べると内容は限定的になりそうで、学校も休校にはしないようですし、このあたりも政府は苦しいところです。

 

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日本経済新聞電子版より

 

雇用調整助成金の特例期間、小学校休業等対応助成金ともに2月まで延長されており、更には出向で雇用を維持する企業を支援する産業雇用安定助成金の新設検討など、雇用面でもいろいろと手を打ってくれてはいますが、そもそも「なんかもう、いいような気がする」という感じに受け止めている国民が増えてしまっている状況をなんとかしないと、ざるで水をすくうみたいなことになりかねません。

既に国債発行でコロナ対応諸施策をまかなっているのですから。

骨太の改革もすっかりどこかにすっ飛んでいってしまいました。

 

コロナ禍で「経済を回す」という変な言葉もすっかり定着してしまい、自分の都合のいいように使う人が増殖しています。

 

資本主義社会において経済が沈滞することは重大な問題で、COVID-19感染と同様か、それ以上に命を脅かす元凶となり得ます。

経済活動を維持することは軽い言葉で簡単に済ませられるものではないのです。

 

ことここへ至り、一人一人が良く考え、行動することが一番大事だと思い当たった年初の一日でした。