エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY
日曜日の日本経済新聞には、歌人で情報科学者でもある坂井修一さんのコラムがあり、いつも楽しみに読んでいます。
今朝は「IT時代のホームズ」というお題でシャーロックホームズを現代に置き換えて制作された2本のドラマについて書かれていました。
1本目は、有名な英国BBC制作の「シャーロック」
ベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマンのコンビですね。
2本目が、米国CBS制作の「エレメンタリー」
ジョニー・リー・ミラーが主演ホームズを演じていますが、ワトソンはルーシー・リュー(!)が演じています。
カンバーバッチのシャーロックも見てはいないのですが、間違いなく面白いと思っていますので、女性ワトソンって?に惹かれてエレメンタリーを見てしまいました。
Amazon prime様にはいつもお世話になっています。
シーズン7まであって、先ごろ完結したみたいですが、シーズン1の第1話を見ました。
この忙しいのに。
米国が作るとこうなるんだね、というドラマですね。
正直、コナン・ドイルの原作を想像してみると「ちがう感」がすごいですが、プロットもしっかりしてますし、主演の2人の演技も素晴らしく、とても楽しめます。
ホームズの骨格を元に全く新しいものを作っていますが、謎解きの部分だけでなく、人間ドラマの部分を中心にしてシリーズを展開していくのだろうなということが第1話から分かります。
薬物依存症治療のため父親によって米国の施設に入れられて、退院日当日に逃亡するというところから始まります。そして父親から付けられた元依存症患者の付添人がワトソンで、という設定です。
まあ、原作でもシャーロックはコカイン中毒者だったので、そこまでの違和感もないですが、”ジョーン”・ワトソン(原作ではジョン・ヘイミッシュ・ワトソン)というのは何でもありだなぁと笑わせてくれました。
シャーロック・ホームズというと英国紳士という印象ですが、エレメンタリーでのシャーロックは頭脳は明晰でも性格に問題をかかえています。
ジョニー・リー・ミラーに演技から見て取れる感じなので、そういう設定になっているのかは分かりませんが、アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム障害)をかかえているように見えますが、こうした症状を持った人たちと周囲の人間、社会とのかかわりをも描いていくのかなと思わせます。
そういうの、米国ドラマって好きですよね。
ジョニー・リー・ミラーって、1996年3月にアンジョリーナ・ジョリーと1年半くらい結婚していたことがあるそうですが、祖父は『007』シリーズのM役で出演していたバーナード・リーだということですから、驚きました。
血なのでしょうか、良い俳優さんです。
ルーシー・リューは、チャーリーズ・エンジェル フルスロットルやキル・ビル1・2にも出演していたので、僕でもなんとなく知ってました。
米国で活躍するアジア系女優としては有名ですね。
カッコいいです。
エレメンタリー
知らないと?となりますが、シャーロックホームズの有名なセリフ「初歩的なことだよ、ワトソン君(「Elementary, my dear Watson.」)から取られています。
日本語タイトルとなると「ホームズ&ワトソンin NY」なんて付け足してしまうので興ざめですが、まあ、マーケティング上のアレでしょうね。
さて、これは困ったものです。
読みたい本も山ほどあるし、見たいドラマや映画もたくさんあります。
自転車は梅雨の期間はあきらめるとして、なんとか仕事を頑張って、時間を作りたいと思います。