出来ることを頑張る
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されて初の週末でした。
埼玉県は、最初に指定を受けた7都府県の一つで、今回は重点的な取り組みが必要な「特定警戒都道府県」に指定されています。
僕の事務所を含め、社会保険労務士の仕事は一変しました。
4月7日に最初の宣言が発出され、電話の本数が跳ね上がりました。
特に9日は、事務所始業の朝9時前からかかり始め、応対しているうちにどんどんかかってきて全て折り返しの状態。
一つ終わったら折り返し待ちの電話にかけ直しを繰り返していたら、昼ご飯も食べられずに16時半になってました。
それだけ事態は急激に深刻化していったということを、身をもって感じました。
発出後2週間を迎える今週。
感染拡大が鈍化しないとなると、5月6日では終わらず延長される可能性が出てきます。
この感染症は、感染後短期間で重篤化するため、感染してしまった方は本当に大変です。決定打となる治療薬がないので、体力でねじ伏せるしかないのが実情ですが、気持ちを切らずに耐え抜いていただきたいと願っています。
また、経済、国民生活に与える打撃が本当に重大で、ここに社会保険労務士がこれまで培ってきた知見を役立てるべき場があります。
4月30日は、埼玉会で総合労働相談所の相談員当番で浦和に詰めます。
相談者の方のお役に立てるよう、準備をして臨みます。
このリンクは、NTTdocomoが公表している人口変動分析、人がどの程度「動かなくなっているか」のデータです。
減っているといえば、減っている。
でも、封じ込めるためには全然足りないように思えます。
もっとも、社労士は逆に動かざるを得ない状況になっています。
主な顧客としているのは中小零細企業ですから、スカイプでのコミュニケーションなんて望むべくもなく、電子メールすら怪しいとなれば、行くしかありません。
しかも、企業存亡の危機になっていて、多くの従業員が路頭に迷う瀬戸際です。
世の中の役にたつというのは、ありがたいことです。
自分の価値観は「人から望まれること、人のためになること」ですから、なんとしてでもこの苦境を共に乗り越えていきたいと、その思いだけでやっています。
我が事務所も、できうる限り自宅勤務や短時間勤務をしようと日々トライ&エラーです。
久しぶりにブログも更新し、気持ちを切り替えてこの未曽有の事態に正面切って立ち向かっていこうと思います。