アシュケナージ引退
ウラディーミル・アシュケナージが引退しました。
旧ソビエト連邦共和国出身の名指揮者。
ベルリン・ドイツ交響楽団やチェコ・フィルハーモニー管弦楽団を率いたほか、NHK交響楽団の音楽監督も務めたマエストロです。
82歳での引退です。
ですが、僕にとってはピアニストですね。
かれこれ30年以上前、今のようにYouTubeとかがない時代、CDをレンタルしてきて、いろんなピアニストの演奏を聞いていましたが、一番好きだったのがアシュケナージでした。
自分には音楽的な素養がないのでうまく表現できませんが、音色がとても透明で、演奏のバランスがよくて、「解釈」という名の癖がない演奏はとても心地よいものでした。
いまだにショパンが好きで、特にエチュードが好きで、あの頃は買ってきたCDをカーステレオでかけて、夜の街を一人で走ったりしてましたね。
青いなぁ(;´∀`)
アシュケナージのエチュードを聞いてから、ショパンのほかにラフマニノフとかリストとか聞き始めたんですよね。
引退なんて、そんなにも時が経ってしまったのだなと思いました。
アシュケナージの良さは、他のピアニストの演奏を聴くほど自分の中で物差しのようになっていきました。
彼の後にも優れたピアニストは沢山排出されてきましたが、自分としては ブーニンと 辻井伸行 がお気に入りです。
昨日は、辻井伸行の月の光(ドビュッシー)と亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)をずっとリピートさせて仕事してました。
ショパンの聴き比べです。
甲乙つけがたい(^^♪
なかなかチケットが取れない演奏家ですが、コンサートに行きたいなぁ。