田中労務経営事務所  業務日誌

埼玉で社会保険労務士をやっています。日々の業務にまつわるあれこれを綴っていきます。

平成30年度労務管理地方研修会に行ってきました

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今日は、大宮ソニックシティで開催された平成30年度労務管理地方研修会に出席してきました。

関東甲信越地域協議会主催で、年1回開催される研修会です。

昨年は働き方改革が研修テーマで、東京大学水町勇一郎教授による基調講演を拝聴し、分科会は学習院大学今野浩一郎名誉教授による「働き方改革と人事労務管理」の講演を受けてきました。

今年の基調講演は、21世紀職業財団の伊岐典子会長による「経営戦略としてのダイバーシティマネジメント」、分科会は、学校法人佐久学園森岡正博理事長による「医療機関介護施設労務課題への対応」を受講してきました。

 

昨年は、あのタイミングで働き方改革実現会議構成員で同一労働同一賃金の理論的支柱と言われている水町教授の講演を聞けたことは、今とても役に立っています。

また、東京都社会保険労務士会の参与も務めておられる今野名誉教授の講演も実に分かりやすくて、忙しい中行った甲斐がありました。

 

今年、基調講演も良かったのですが、森岡先生の分科会が素晴らしかったです。

13時から15時半まで2時間半が短かったですね。

前半は森岡先生によるご講義をいただき、その後受講者全員がそれぞれが抱えている課題等を発言し、それに対するコメントをお聞きするというスタンスだったのですが、森岡先生がおっしゃる内容は全て具体的で実際的なもので、医療・介護の現場にかかわる者たちにとっては実に有意義な時間となりました。

もともと受講者も、医療・介護の顧問先を持つ会員ばかりであったし、医療労務コンサルタント登録を受けている人も結構いましたから、専門用語がそのまま飛び交うマニアックな世界が展開し、そういうのが大好きな自分としては楽しかったし、高いレベルで顧問先にかかわっている優秀な社労士がたくさんいるんだと、感心しました。

 

森岡先生は、京都大学医学部を卒業されてから、岩倉病院、宇治徳洲会病院を経て、埼玉医療生協羽生病院院長、湘南鎌倉病院院長をされた後、地域医療で有名な長野厚生連佐久総合病院副院長を歴任されています。

その後長野厚生連代表理事理事長をとして辣腕を振るわれ、現在は学校法人佐久学園理事長として若い世代の育成に尽力されている先生です。

 

次年度は僕も、さすがに事業開発委員長はやっていないと思うので企画できるかわからないのですが、森岡先生には医療労務コンサルタント研修受講修了者向け研修の講師として皆に受講してもらいたいと切に思いました。

 

さて、仕事は溜まりました。

頑張ってこなします。

睡眠不足にご注意。